2013年10月9日水曜日

入浴介助と福祉用具

在宅で安全に入浴するためには、利用者の身体の動き (麻痺、拘縮の有無・程度、歩行の具合など)や、浴室までの移動状況やよく室内の構造などについてアセスメントが必要です。

浴室は高齢者の転倒が起きやすい場所ですので、安全な入浴方法を考えることが大切です。そのためには、 福祉用具の活用も必要です。例えば、膝関節症で歩行 に不安がある人には、手すりや立ち上がりが楽なシャ ワーチェアー、浴槽に入りやすいバスボードなどを使用することで、自立した入浴が可能になります。

また、脳梗塞の後遺症で麻痺が残っている、あるいは 立位が困難な場合には、リフトの使用も考慮します。 これらの活用は利用者のみならず、介助を行う訪問看 護師、介護職、ご家族の負担の軽減にもなります。

また、脳梗塞の後遺症で麻痺が残っている、あるいは 立位が困難な場合には、リフトの使用も考慮します。 これらの活用は利用者のみならず、介助を行う訪問看 護し、介護職、ご家族の負担の軽減にもなります。

風呂の湯温の好みやその温度調節方法は家によって異 なりますので、必ず事前に確認するようにします。

た、浴槽の湯が十分に混ざっていないこともあるの で、手を入れてかき混ぜ確認します。特に、最近では 自動で湯温設定できるものもありますが、万一機械が 故障していたら調節できないことも考えられます。必 ず入浴前には介助者が自分の手で確認することが 火傷などの事故を回避するうえで重要となります。

また、入浴の際の室温の変化は、急激な血圧上昇や低 下をきたし、転倒のリスクが増加します。浴室内や脱 衣所には、温度管理のためのファンヒーターや扇風機 を設置して、できるだけ温度変化が少なくなるように 検討します。特に冬場の対策は重要です。

入浴が困難な場合でも、工夫次第で保清を行なうこと ができます。例えば、オムツを用いて、全身を石鹸洗 浄したり、四肢の拘縮が強く、洗面器で手浴が難しい 場合でも、ビニール袋と熱いタオルを使って手を蒸ら したり、オムツを下に敷いてペットボトルに入れたお 湯をかけながら手を洗うなどの方法があります。

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