2013年10月3日木曜日

介護シューズの選び方

私たちが日常使用するもの中に「靴」と いうものがあります。 この靴は洋服と同じように生活の中で切っても切れない間柄のものです。

そして当然のことながら福祉用具としての 介護靴「ケアシューズ」というものがあります。 今回はこのケアシューズの特徴と選び方を 紹介していきたいと思います。

●高齢者の事故防止

私たちは普段家の中ではスリッパを履くこ とが多いです。 このスリッパ、 実は高齢者の転倒事故の原因となることがあります。

転倒や転落をした高齢者の4割の原因が 「履物」が原因というリサーチがありま す。 そして、その中で危険な履物に「つっか け」「スリッパ」「サンダル」が挙げられ ます。さらに、転倒転落事故の5割は住宅内で起きているのです。

こういった事故原因のリサーチから、屋内での履物に気を配ることで転倒転落な どの事故を未然に防ぐことができると言えます。

ではケアシューズとスリッパではどのような違いがあるのでしょう?

スリッパなどのつっかけタイプの履は、 足を前に出すときに脱げないように無意識に床にするような足の運びとなります。 ですから僅かな段差にもつまずきやすくなってしまうのです。 そしてかかとがないので脱げやすくバランスも保ちにくい履物なのです。

ですから安全を意識した履物を選ぶなら ば、 かかとがあって脱げにくく、 足がしっかりと動き、足の上がりのよいものを選ぶ必要があります。

以下ケアシューズを選定するに当たっての 注意点です。

・軽い ・履きやすい ・つま先にゆとり ・つまずきにくい ・滑りにくい ・足幅がゆったり

以上のような点を意識してケアシューズを 選ぶようにしましょう。

ではどの靴が一番いいのか? このことについては、やはり最終的には試着してみるのが一番なのですが、 現物を置いてある所が少ないのが難点です。

とはいえできれば実際に履いてみて、先ほど挙げたケアシューズを選ぶポイント を意識して選定していただければ…と考えています。

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