2013年10月17日木曜日

介護ベッドを使って自力で立ち上がり

「ベッドから立つ」ためのベッドの条件 です。
ベッド高さにしても、敷き布団の横の端の形状にして も、起座の際よりも神経を使ってあげなけれ ばいけません。例えば「ベッドの高さ」について言えば、5cmどころか3cm、ベッドの高さが高いか低いか、で、自力起立できる かどうか、運命の分かれ目となることすらありえます。普通は40cm前後が起立しやすい高さとなります。 それから、起立するためにはベッドの「側板」の形状が大変重要になってきます。例えば木調の家具ベッドの場は、それも「高級品」の場合こそ、マットに比べてベッド枠~ 側板が大きく外側に張り出して、床までベッド下の空間をふさいでいるような形になっています。これでは「立ちにくい」のです。立ちあがる際には足を後ろに引いて起立するのが一番合理的なのです。つまり、ベッドに対して横向きに端座位となった際、ベッド下に足を引けるような構造であることが大切になってきます。 おおまかに、機能ごとに介護ベッドに求められる条件をまとめてみました。施設ではともかく、在宅の方々の様子を拝見すると、本人さんの身体機能や介護の状況とベッドの形状が、不適合としか思えないような場面をよく見かけます。(極端に低いベッドから無理に立たそうとしたり、など)まずは、必要な道具を必要な状態で準備すること、それが本人の機能を活かして介護者の負担を減らすための第一歩となるのです。

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