2013年10月14日月曜日

車椅子と段差解消

最近の戸建てやマンションなどには、始めから車椅子だけで なく、子どもやお年寄りにも優しいバリアフリーを考慮しての 段差のない家や、スロープを設計段階からつけてある玄関も珍 しくありません。しかしながら昔ながらの建築の家に住んでい る場合は、段差のある造りはあたりまえの上、スロープも後付 けということになってしまうわけです。こうなると工務店やリ フォーム業者に家の改築を頼まなくてはならないのでしょう か?取ってつけたような見た目の違和感は別にしても、予算的 にもそれは大掛かりすぎるというケースは充分想像出来ます。 必要に迫られているスロープがある程度恒久的に使用されるこ とが分かっているなら、思い切って業者さんに見積もりを依頼 して発注するのも選択肢のひとつです。いまは通信販売などで もの段差解消部材や、車椅子用スロープ等を数多く取り揃えて いるショップもありますので自宅に設置出来るスロープを探してみても良いでしょう。 

スロープの勾配について

ちなみにスロープの勾配の目安としては勾配5度ならば車椅 子の自走が可能で楽に押せる角度、勾配8度になると電動車い すの走行は可、勾配15度以上では車いすの走行は危険でしょ う。見た目にはどうといったことのない勾配のスロープでも実 際に車椅子で登ったり、押したりするにはかなりの力が必要に なります。また車椅子は重心が高いので、スロープの勾配がつ きすぎるとだと後ろ側に転倒する心配もありますので注意しま しょう。あまり力のない女性の方でしたらできるだけ勾配角度 を低く抑えないと車いすは押せないと思った方がいいかもしれ ません。

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